HISTORICAL PERSON · 2013年没

ジェームズ・ガンドルフィーニ

アメリカの俳優。ニュージャージー州出身。

生涯
2013年没
死亡地
イタリア共和国(ローマ県 / ローマ)
出生地
アメリカ合衆国(ウエストウッド)
出典
世界地図
イタリア共和国(ローマ県)

伝記

ジェームズ・ガンドルフィーニは、1961年9月18日にアメリカのニュージャージー州ウェストウッドで生まれた俳優である。母サンタは高校の給食係で、アメリカ生まれのナポリ育ちである。父のジェームズ・ジョゼフはイタリア北部の出身で、幼い頃に渡米して、れんが積みやセメント工として働き、のちにカトリック系の高校の主任用務員になった。父は第二次世界大戦で名誉戦傷章を受けた。車のタイヤを買う店の主が俳優ジョン・トラヴォルタの父だったことから、息子同士が友人になり、のちに5本の映画で共演している。両親は敬虔なカトリックでイタリア語を話し、彼は強いイタリア系の自覚を持って育ち、イタリアをたびたび訪れた。13歳と10歳年上の姉が二人いる。

パーク・リッジで育ち、1979年に高校を卒業した。バスケットボールをして、学校の劇にも出て、卒業アルバムでは「クラスのプレイボーイ」に選ばれた。1983年にラトガース大学でコミュニケーション学の学位を得て、在学中は構内の酒場の用心棒として働いた。俳優になる前は、マンハッタンでバーテンダーやクラブの支配人もしていた。友人のロジャー・バートに付き添って演技のクラスに行き、演技を知った。ニューヨークの演劇学校で2年間学び、低予算の映画に出ながら、さまざまな仕事をした。

1992年のジェシカ・ラング主演の舞台『欲望という名の電車』でブロードウェイにデビューし、1995年にも別の作品に出た。映画の初出演は1989年の大学の学生映画だったが、同じ1992年に、殺人の容疑者になるイタリア系のチンピラ役で映画に出た。1993年の『トゥルー・ロマンス』で残忍なマフィアの取り立て屋を演じて注目され、作品は興行成績では振るわなかったものの、演技は批評家に称賛された。以後、『クリムゾン・タイド』や『ゲット・ショーティ』など多くの話題作に、おもに悪役で出演した。『ザ・メキシカン』への出演は、共演したジュリア・ロバーツの推薦によるものである。

1999年から放送されたテレビドラマ『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』では、ニュージャージーのイタリア系マフィアのボス、トニー・ソプラノを演じて絶賛された。この役でエミー賞を3回、ゴールデングローブ賞、俳優組合賞を受賞し、この役は、テレビ史上最も偉大で影響力のある演技の一つとされている。脚本家のデヴィッド・チェイスは番組を最初に複数の局に売り込み、のちにHBOが取り上げた。彼を起用したのは、キャスティング担当者が『トゥルー・ロマンス』の短い映像を見て気に入ったからだった。2009年の舞台でトニー賞の主演男優賞にノミネートされ、イラク帰還兵を描く記録映画の製作にも関わった。2013年のロマンティック・コメディ『おとなの恋には嘘がある』では、いつもと違う役柄を演じて称賛された。

1999年に結婚して男児が生まれたが、2002年12月に離婚した。息子のマイケルも俳優になり、2021年の前日譚にあたる映画で、父が演じたトニーの青年時代を演じた。サックスの演奏が特技だった。2013年6月19日、シチリアのタオルミーナ映画祭に出席するため滞在していたローマで、心臓発作のため51歳で急死した。死後に公開された『おとなの恋には嘘がある』で、全米映画俳優組合賞の助演男優賞にノミネートされ、ボストン映画批評家協会賞では助演男優賞を受賞した。

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