HISTORICAL PERSON · 2012年没

マイケル・クラーク・ダンカン

アメリカ合衆国の俳優、声優。『グリーンマイル』で心優しい死刑囚コーフィを演じ、アカデミー助演男優賞にノミネートされた。

生涯
2012年没
死亡地
アメリカ合衆国(カリフォルニア州 / ロサンゼルス)
出生地
アメリカ合衆国(シカゴ)
出典
世界地図
アメリカ合衆国(カリフォルニア州)

伝記

マイケル・クラーク・ダンカンは、1957年12月10日、イリノイ州シカゴに生まれたアメリカ合衆国の俳優、声優である。母ジーンが女手ひとつで育て、シカゴの貧しい地区で苦しい少年期を過ごした。フットボールの選手になりたいと考えたが、危険だとして母に禁じられた。身長は196センチ、体重は145キロほどの巨漢である。短期大学を経て、ミシシッピ州のアルコーン州立大学で電気通信を学んだが、母が病に倒れたため、家族を養い母の世話をするために退学した。地元のガス会社に勤め、その体格を生かして、シカゴのナイトクラブの用心棒などの副業もこなし、母の治療費を稼いだ。

1980年代半ば、ある舞台の製作者に出会い、巡業公演の警備員として雇われた。母が全快するのを待って、俳優を志してハリウッドに向かい、小さな事務所と契約して、広告の撮影に出た。その風貌と体格によって、大手の撮影所の現場にも呼ばれるようになった。小さな役をもらうかたわら、ウィル・スミスやマーティン・ローレンス、ジェイミー・フォックスらの、ボディーガードで生計を立てていた。1997年、ボディーガードを務めていたラッパーのノトーリアス・B・I・Gが殺害されると、この職を離れ、俳優の道に専念した。1995年の『フライデー』でスクリーンデビューを果たし、1998年の『アルマゲドン』ではブルース・ウィリスやベン・アフレックと共演した。ウィリスはダンカンの才能を高く評価し、のちに『隣のヒットマン』などにも出演させた。『グリーンマイル』の企画を聞いたウィリスは、役を監督フランク・ダラボンに強く推薦したという。

1999年の『グリーンマイル』では、知能は低いが優しい心をもち、超能力で人を癒す死刑囚コーフィの役を演じた。この演技は批評家に称賛され、アカデミー助演男優賞とゴールデングローブ賞の助演男優賞の候補となった。2000年4月に、この映画の宣伝のために初めて来日し、東京で記者会見を開いた。その後も大作に続けて出演し、『猿の惑星』『スコーピオン・キング』、『デアデビル』の悪役キングピン、『シン・シティ』、『グリーン・ランタン』などに出た。声の出演では、『ブラザー・ベア』や『カンフー・パンダ』にも関わっている。動物の倫理的な扱いを求める団体を支援する活動もした。

2012年7月に心臓発作を起こし、ロサンゼルスの医療センターに入院した。交際していた牧師のオマロサ・マニゴールトが、救急に連絡して、心肺蘇生を行った。集中治療室に入ったが、完全には回復せず、同年9月3日、入院中に54歳で亡くなった。フォレスト・ローン記念公園に埋葬された。

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