伝記
デヴィッド・オグデン・スティアーズ、本名デヴィッド・アレン・オグデン・スティアーズは、1942年10月31日にイリノイ州ピオリアで生まれたアメリカの俳優、声優、指揮者である。父はケネス・トルーマン、母はマーガレット・エリザベスで、ピオリア・ハイツやチリコシー、アーバナなどで育った。のちに一家はオレゴン州ユージーンに移り、地元の高校を卒業して、短期間オレゴン大学に通った。
その後サンフランシスコに移り、カリフォルニア・シェイクスピア劇団やサンフランシスコ・アクターズ・ワークショップ、ロブ・ライナーらが加わっていた即興劇団「ザ・コミッティー」で演じた。サンタクララ・シェイクスピア・フェスティバルにも7年間関わった。この頃、ジョン・ハウスマンに見出されてニューヨークに招かれ、ジュリアード音楽院の演劇部門で1968年から1972年まで学んだ。1972年に卒業すると、シティ・センター・アクティング・カンパニーの創設に携わり、『三人姉妹』や『乞食オペラ』などの舞台に出演した。1974年にはブロードウェイの『マジック・ショー』で、フェルドマン役を最初に演じた。そのほか、テレビの『メアリー・タイラー・ムーア・ショー』『刑事コジャック』『ローダ』などにも出演し、1977年のテレビ映画では特別支援学校の教師も演じ、『チャーリーズ・エンジェル』の第一話にも姿を見せている。
1977年に、CBSのコメディ・シリーズ『マッシュ』に加わった。ラリー・リンヴィルが演じたフランク・バーンズが去った穴を埋める形で、ボストンの貴族出身の外科医チャールズ・エマーソン・ウィンチェスター3世少佐を演じた。道化じみたバーンズと違い、ウィンチェスターは弁が立ち、社交的に洗練された腕のいい外科医で、アラン・アルダ演じるホークアイらにとって別の種類の敵役だった。尊大でありながら感情面では複雑なこの人物で、エミー賞に二度ノミネートされている。同作は1983年に終了するまで続いた。終了後は、『北と南』『スタートレック』『ジェシカおばさんの事件簿』『ALF』などにゲスト出演した。1984年には、アメリカ・オリンピック委員会の創設者ウィリアム・ミリガン・スローンをミニシリーズで演じ、再びエミー賞の候補になった。1985年からは『ペリー・メイスン』のテレビ映画に、地方検事マイケル・レストン役で計8回出演している。2002年から2007年にはテレビドラマ『デッド・ゾーン』で牧師ジーン・パーディーを演じ、2006年には『スターゲイト・アトランティス』にも加わった。
声優としても知られ、ディズニーのアニメ映画で『美女と野獣』(1991年)のコグスワース、『ポカホンタス』(1995年)のラトクリフ総督とウィギンズ、『リロ&スティッチ』のジャンバ博士などを演じた。日本のアニメ映画『紅の豚』『ホーホケキョ となりの山田くん』『千と千尋の神隠し』の英語吹替え版にも出演し、『千と千尋の神隠し』では釜爺の声を担当した。晩年はニューポート交響楽団の指揮者を務めた。2009年に同性愛者であることを公表した。2018年3月3日、オレゴン州ニューポートの自宅で膀胱癌のため死去した。
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