伝記
ジョー・アラスカイは、アメリカ合衆国の声優でありコメディアンである。生年月日は1949年5月26日とも1952年4月17日ともいわれ、出身地もニューヨーク州のウォーターライともトロイともされる。父は同名のジョセフ・フランシス・アラスカイ・ジュニア、母はドメニカ、通称ドロシーといった。3歳のころには、さまざまな人物を演じるために、サングラスや人の葉巻の吸い殻を探していたという。10歳のころは考古学に関心があり、その後は司祭や英語の教師になることも考えた。1970年代にニューヨークに移り、保険の仕事をしながら俳優になる準備をした。
ニューヨークに出てからは、スタンダップ・コメディアンや放送の仕事で芸能界でのキャリアを始めた。アニメの声優としての道が開けたのは、「ブルウィンクル」のムース役で知られる声優ビル・スコットに見いだされ、ボリス・バデノフ役でテレビコマーシャルの声を担当するようになったときである。1985年から1986年にかけては、放送局向けのアニメ「ガルター」で、さまざまな役の声を演じた。1981年には、アニメーターのフリッツ・フレレングから、メル・ブランクの後継者の候補として声をかけられていた。
映画での最初の大きな声の仕事は、1988年の「ロジャー・ラビット」のヨセミテ・サム役である。ブランクはこの映画で複数の役を演じたが、喉を傷めることを恐れてヨセミテ・サム役の再演を辞退し、アラスカイが代役に選ばれた。1989年にブランクが亡くなると、アラスカイはバッグス・バニーとダフィー・ダックの役を受け継いだ。ルーニー・テューンズのシルベスターやトゥイティー、スピーディー・ゴンザレス、マービン・ザ・マーシャンなどの声も演じ、ほかの声優たちと交代で、メル・ブランクが生んだ人気キャラクターに声を与え続けた。「タイニー・トゥーンズ」では1990年から1995年まで、プラッキー・ダックの声を主に担当した。2003年の映画「ルーニー・テューンズ:バック・イン・アクション」でもバッグス・バニーとダフィー・ダックの声を務めている。「ダック・ドジャース」ではダフィーをもとにした主人公の声を務め、この作品で2004年にデイタイム・エミー賞を受賞した。
ワーナー・ブラザース以外のキャラクターの声も数多く演じた。1995年の映画「キャスパー」ではスティンキーの声を、翌年のアニメでも同役を務めた。「ラグラッツ」では、1997年に亡くなったデビッド・ドイルを受けて、ルーおじいちゃんの役を引き継ぎ、続編のシリーズでも演じた。ゲームの声も担当し、2004年の「スパイダーマン2」ではリザードの声を務めた。ジャッキー・グリーソンに外見が似ていたことから、グリーソンをまねて画面に登場することもあった。1980年代には、グリーソン本人が選び、秘蔵していた幻のエピソードのせりふを録り直す企画に起用されたが、グリーソンの死後に棚上げになった。テレビドラマでは「ナイトコート」や「ドルー・キャリー・ショー」などに出演した。2014年から亡くなるまでは、ドキュメンタリー番組のナレーターを務めた。2016年2月3日、がんのためニューヨーク州グリーン・アイランドの自宅アパートで死去した。63歳だった。
同じ年に亡くなった人物
- アラン・ヤング (俳優) (2016年没)
- Thorbjorn Falldin (2016年没)
- デントン・クーリー (2016年没)
- Harald Gronningen (2016年没)
- ジョン・アーリ (2016年没)
同じ地域に関係する人物
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- キャサリン・ダナム (2006年没)
- エリック・カー (ミュージシャン) (1991年没)
- ウィリアム・シャーマン (1891年没)
- ロバート・ローウェル (1977年没)