伝記
ボブ・ホスキンスは、本名をロバート・ウィリアム・ホスキンスといい、1942年10月26日にイギリスのサフォーク州ベリー・セント・エドマンズで生まれた俳優である。労働者階級の環境で育ち、ディスレクシアだった。15歳で学校を去り、英語を教えたりサーカスで働いたりと、さまざまな仕事で生計を立てた。20代半ば、26歳のころに演劇に出会って舞台に出るようになった。たちまち演劇界で頭角を現し、テレビドラマでも役を得て、映画に進んだ。映画デビューは1969年とも1972年ともされる。
陽気な役からマフィアのボスまで、幅広い役を演じた。1985年の『未来世紀ブラジル』ではスプールを演じ、1986年の『モナリザ』で、カンヌ国際映画祭の男優賞とゴールデングローブ賞のドラマ映画主演男優賞などを受賞した。1988年の『ロジャー・ラビット』では、幼少期にサーカス団員の両親とともにサーカスに出ていた私立探偵エディ・ヴァリアントを演じた。本人もサーカスで働いた経験があり、その経験を生かしたアクロバティックな演技を見せている。一般には、この探偵役で知られるが、『フェリシアの旅』のように、複雑で不気味な人物も、巧みに演じた。1981年のテレビ版『オセロ』ではイアーゴ、1985年のテレビ作品ではムッソリーニを演じている。
歴史上や実在の人物、また架空の人物も数多く演じた。『フック』(1991年)ではスミー、『ニクソン』(1995年)ではJ・エドガー・フーヴァー、『スターリングラード』(2001年)ではニキータ・フルシチョフを演じた。ほかにベニート・ムッソリーニ、ウィンストン・チャーチル、ラヴレンチー・ベリヤ、ドン・キホーテの従者サンチョ・パンサも演じている。スーパーマリオの実写映画化作品では、マリオを演じたが、この出演については、ガーディアン紙のインタビューで「いまいましい悪夢」と答えている。
2011年にパーキンソン病と診断され、2012年8月8日に、治療に専念するため俳優業を引退すると明らかにした。2014年4月29日、急性肺炎のため、ロンドンの病院で亡くなった。71歳だった。遺体はロンドンのハイゲート墓地に埋葬された。
同じ年に亡くなった人物
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- ロデ・ワウテルス (2014年没)
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